木曽シュミットシンポジウム2015が7月13・14日に上松町公民館大会議室にて開催され、 KISSプロジェクトに参加しているアマチュア天文家を含む合計37名の参加がありました。

「3年の区切りを迎えた大規模観測プログラムのこれまでの成果と今後の展望」を始め、 「KWFCを用いた観測の成果や新しい観測提案」、「2015年度から正式にスタートしたリモート自動観測 システム」、「2017年度の稼働を目指している次期超広視野高速CMOSカメラ」など多岐にわたる発表があり、 今後の大規模プログラムや木曽観測所の方向性についても活発な議論が行われました。 また、今回は通常の研究発表に加え、KISSで超新星発見に貢献した冨田小冬さん(中学1年)による プロジェクト参加のレポートもありました。



7月13日(月)

【観測所報告】
14:30-14:35 所長挨拶 土居守
14:35-14:50 観測所報告 小林尚人
14:50-15:05 望遠鏡・KWFCの現況 青木勉
15:05-15:20 リモート自動観測システムの現況 猿楽祐樹

【大規模プログラム】
15:20-15:45 KISOGP 松永典之
16:05-16:25 KISOGPのデータを用いた突発天体サーベイ 前原裕之
16:25-16:50 Kiso Supernova Survey (KISS) 諸隈智貴
16:50-17:10 木曽KWFCとすばるHSCでの超新星探査観測 冨永望

【共同利用観測】
17:30-17:45 光赤外線大学間連携における近傍超新星爆発の追観測 山中雅之
17:45-18:00 彗星ダストトレイルの可視サーベイ観測 猿楽祐樹

【討論】
18:00-18:30 今後の大規模プログラム

【ポスター紹介】
18:30-18:45 1.宮内良子 2.西浦慎悟 3.冨田小冬 (タイトルは"ポスター"を参照)

18:45- 懇親会


7月14日(火)

08:15-08:55 ドーム・望遠鏡見学

【共同利用観測】
09:50-10:05 SMOKAの現状と利用状況 樋口祐一
10:05-10:20 近傍渦巻銀河領域の狭帯域撮像観測 西浦慎悟
10:20-10:35 2色図を用いた早期型星の探査 塩田千幸
10:35-10:50 Neck-line structure associated with 2007 megaburst of 17P/Holmes 石黒正晃(代理講演:猿楽)
11:10-11:25 クェーサーの光度変動がアウトフローガスに与える影響 堀内貴史
11:25-11:40 3C 454.3 の可視光変動成分の分離 橘優太朗
11:40-11:55 近傍活動銀河核の可視 X 線モニター観測 峰崎岳夫

【Tomoe Gozen】
13:15-13:30 木曽超広視野高速CMOSカメラTomoe Gozenの開発の進捗報告 酒向重行
13:30-13:45 木曽超広視野高速CMOSカメラTomoe Gozenを支える解析システムの開発 大澤亮

【討論】
13:45-14:15 総合

14:15-14:25 閉会挨拶 小林尚人

ポスター講演

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2015年7月27日更新