マリゴの等時線


いきなり比較


                 
                             



データの説明


 サイト 
 ジラルディの等時線データは、次のサイトから取ってこられる。

         http://stev.oapd.inaf.it/cgi-bin/cmd

  出力は等時線テーブルの形で得られる。

 サイトへの入力 
 データを出力させる際には、以下にあげる条件を指定する必要がある。 

  (1)34種類の測光システムから一つ 

     その内から2例をサイトから取ってきて挙げると、
UBVRIJHK
Filter U BVR IJHK
λeff (Å)3641.894460.625501.70 6557.098036.5712314.4616369.5321937.19
ωeff (Å)6409209201640 1260200023253200
Aλ/AV1.548921.297191.006000.81512 0.603290.291000.183720.11471

UtoM (こちらが今回使用したシステム)
Filter UXBX BVR IJHKL L'M
λeff (Å)3627.364478.304459.58 5500.026498.738010.2712269.1816324.85 21874.5634518.3238017.5947174.98
ωeff (Å)580920920920 16001240205023753200475046004000
Aλ/Av1.554681.292131.297491.00640 0.823780.607080.292760.184520.11524 0.017910.000000.00000
Aλ/Av1.554681.292131.297491.00640 0.823780.607080.292760.184520.11524 0.017910.000000.00000


 参考文献:Maiz Apellaniz 2006 AJ 131, 1184, Bessell,Brett 1988 PASP 100, 1134-1151; Bessell 1990
  だが、Bessell,Brett では、以下の表が載っていて、上の表と一致しないんだけどね。

Bessell,Brett(1988) より抜粋
FilterV JHKL L'M(M)
λeff (μm)0.5451.22 1.632.193.453.80 4.75
Fλ(10-11W m-2 μm-1) 359031211439.4 6.994.832.041.97
Fν(Jy)360015701020 636281235154152


上のFλ、Fνは0.03等の星(Vega)のフラックスである。

Fo(ν)が探せないので、Bessell,Castelli,Plez 1998 の表を使用する。これは、波長が上の 値と少しずれていたりするのでやや問題だが。
Bessell,Castelli,Plez 1998
Filter BVR IJHKL L'M
λeff (μm)0.4380.5450.641 0.7981.221.632.193.453.80 4.8
Fo(ν)/Jy4063363630642416 15891021640285238170


  (2)炭素星のカラーコレクションにAringer et al 2009 採用

  (3)星周ダストを含まむか、
     Bressam et al 1998 のシリケート(M型)、グラファイト(C型)
     Groenewegen 2006 の M型星は 100% AlOx 、60% シリケート + 40% AlOx、100% シリケート
                  C型星は 100% AMC、85% AMC + 15% SiC 

  (4)星間減光を入れるか、入れないか。

  (5)IMFの形を、Chabrier 2001 のログノーマルその他4種類から選ぶ。

  (6)年齢とメタル量



注意しておきたいのは、最後の列にある int_IMF で、星の数dN=int_IMF(M+dM)-int_IMF(M) で与えられる。規格化は良く分からない。


等時線のCMDグラフ

モデルの条件 
 モデル進化にはマスロスが組み込まれている。周星塵の種類は、 M型星の時には 60% シリケイト+ 40% AlOx、C型星では 85% グラファイト + 15% SiC である。

 ターンオフの定義はBinney/Merrifield p335 の「等時線が垂直になる点」を採用 した。

 左下のリストからメタルを選び、その下のフレーム内に並ぶモデル年齢をクリック すると等時線を見ることができる。

Z=0.019
Z=0.008
Z=0.004
Z=0.002
Z=0.0004
Z=0.0002


年齢(Gyr)
              



 進化ステージの寿命



 等時線と寿命 

 イメージが湧くようにRCの寿命を考える。RC開始TsとRC終了Teは初期 質量Mの関数なので、Ts(M)、Te(M)とする。RC寿命は、

     ΔT(M)=Te(M)−Ts(M)

である。等時線上ではある時刻TでのRC開始質量 Ms(T)とRC終了質量Me(T)が与えられ、RCの質量幅は、

     ΔM(T)=Me(T)−Ms(T)

 では、ΔT(M)とΔM(T)の関係はどうなのだろう?
右の図を見ると、
ΔT(Me)=ΔM dTs =ΔM ( Ts ) dlogTs
dM M dlogMs





メタル量

0.019
0.008
0.004
0.002
0.0004
0.0002
              





 





rs ) 2
re

 太陽運動(Solar Motion)