Tomo-e Gozen Q2ユニット ファーストライト
2019年3月13日
木曽観測所で開発を進めている超広視野CMOSカメラ「Tomo-e Gozen」のQ2ユニットがいよいよ動き出しました。
Tomo-e Gozenカメラは最終的に84枚の35mmフルHD CMOSイメージセンサを搭載しますが、
カメラが巨大になるため、四分の一ずつ分けて製作して望遠鏡焦点面にて結合する方式をとります。
昨年11月に搭載したQ3ユニットに続き、今回は3台目となるQ2ユニットを105cmシュミット望遠鏡へ搭載しました。
カメラの設置も3ユニット目ともなれば手慣れたもので、夕方までに余裕をもってセットアップが完了しました。 Q2ユニットを搭載した3月13日は雪がちらつく不安定な天候でしたが、少しの晴れ間に見事ファーストライトデータの取得に成功しました。
Q2ユニットが加わったことで、Tomo-e Gozenカメラの四分の三が完成したことになり、63枚のCMOSセンサで約15平方度の領域を一度に観測できるようになりました。 残るは1ユニットとなり、いよいよ完成が間近に迫ってきました。 間もなく全貌を表すTomo-e Gozenカメラに、乞うご期待ください!

Tomo-e Gozen Q2ユニットを囲んで
(実習に来ていた甲南大学の学生・スタッフとともに)

いつものケーキを囲んで
ファーストライト恒例行事