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東京大学アタカマ天文台 (TAO) 計画

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第二回 TAO拡大技術検討会・有識者レビュー会開催

TAO望遠鏡および付帯施設の設計が大きく進展し、製作も開始しつつある現状を受けて、2014年7月、第二回目となる拡大技術検討会および有識者レビューを開催しました。今後は、有識者からいただいたアドバイスを十分検討し、TAO望遠鏡の設計・製作に活かすと共に、企業や研究所と力を合わせTAO望遠鏡の完成に向けて設計・製作を一層加速する予定です。

第二回 TAO拡大技術検討会

2014年7月24日、第二回拡大技術検討会を開催しました。TAO望遠鏡の製作に携わる企業・研究所のご担当者をはじめ、東大理学部事務などTV会議での参加者も含め、計42名の方にご参加いただきました。

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▲参加者集合写真

検討会では、TAOメンバーより各部門の設計・製作状況の説明がありました。参加者は自身の担当部分の現状を再確認すると共に、他部門やTAOプロジェクト全体の進捗、スケジュールについて改めて認識を深めました。休憩時間には企業間で和やかに議論を交わす姿も見られ、互いの活躍と活発な進捗に刺激を受けつつも結束を強め、TAOの完成に向けて気持ちを新たにすることができました。

会場の様子
▲ 会場の様子
講演1 講演2
▲ 発表の様子

日時: 2014年7月24日(金)13:00-18:00
場所: 東京大学理学系研究科天文学教育研究センター 講義室
プログラム: 時間 講演者 題目
13:00-13:15 吉井 讓 はじめに+集合写真
13:15-13:25 宮田 隆志 本会議の目的
13:25-13:50 諸隈 智貴 全体の進行状況
13:50-14:15 峰崎 岳夫 望遠鏡本体+AGSH
14:15-14:35 本原 顕太郎 装置およびハンドリング設備
14:35-14:50 休憩
14:50-15:15 酒向 重行 山頂施設
15:15-15:35 金 高義 山頂施設・ドームのスノウドリフト性状に関する風洞実験
15:35-16:00 高橋 英則 蒸着設備
16:00-16:25 宮田 隆志 輸送・組立
16:25-16:35 宮田 隆志 スケジュール
16:35-16:55 休憩
16:55-17:45 討論
17:45-18:00 まとめ

今回の検討会には下記の企業・研究所の皆様にご参加頂きました(順不同、敬称略)。

2014年1月24日に実施した、第一回目の拡大技術検討会の報告は下記をご覧ください。 http://www.ioa.s.u-tokyo.ac.jp/TAO/news/20140124/index.html

第二回 TAO有識者レビュー会

2014年7月30日、第二回目となる有識者レビュー会を開催しました。望遠鏡製作と運用の経験がある下記の有識者にお集りいただき、TAOメンバーを含めて合計29名の方にご参加いただきました。

  • 安藤 裕康 (国立天文台 名誉教授、元ハワイ観測所長)
  • 臼田 知史 (国立天文台 TMT推進室室長、教授)
  • 山下 卓也 (国立天文台 TMT推進室 教授)
  • 高見 英樹 (国立天文台 TMT推進室 教授、技術主幹)
  • 神澤 富雄 (国立天文台 野辺山宇宙電波観測所、主任研究技師)
  • 岩室 史英 (京都大学 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 准教授)
  • 吉田 道利 (広島大学 宇宙科学センター長 教授)
  • 水野 範和 (国立天文台 チリ観測所 准教授) ※TV会議でのご参加
  • 友野 大悟 (国立天文台 ハワイ観測所 助教)※TV会議でのご参加
  • 尾中  敬 (東京大学 理学系研究科 天文学専攻 教授)※TV会議でのご参加

まずTAOメンバーから現在のTAO望遠鏡の設計・製作状況を説明した後、これで使いやすい望遠鏡となるか、運用上の問題や齟齬がないかどうか活発な議論が行なわれました。 有識者からは、望遠鏡の製作から運用まで幅広い経験を活かした具体的な意見が多く出されました。技術的な部分はもちろん、安全面や砂漠環境の問題、現地作業員の雇用からトイレの問題に至るまで、細部に渡り有用なアドバイスをいただきました。今後はいただいたコメントをよく検討し、TAO望遠鏡の設計等に反映させるとともに、その後の運用にも活かしていきます。

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▲有識者レビューの様子

2013年7月3日に実施した、第一回目の有識者レビューの報告は下記をご覧ください。 http://www.ioa.s.u-tokyo.ac.jp/TAO/news/20130703/index.html

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