2008年6月 国際学会 SPIE2008 にて発表

2008年6月23日-28日にフランスのマルセイユで開催された、 天文観測機器の国際学会 SPIE Astronomical Instrumentation 2008 に TAO プロジェクトのメンバーが参加し、東京大学アタカマ1m望遠鏡の概要や現地の観測条件、搭載する観測装置等について下記の通り8件の発表を行いました。

図1: SPIE発表会場となっていたマルセイユ Palais des Congres Parc Chanot

• The University of Tokyo Atacama 1.0-m telescope
  東京大学アタカマ1m望遠鏡の概要について報告しました。(酒向 重行)
• Site evaluations of the summit of Co. Chajnantor for infrared observations
  建設予定地チャナントール山での気象条件の調査結果を報告しました。（宮田 隆志）
• Seeing environment at a 5640m altitude of Co. Chajnantor in northern Chile
  建設予定地チャナントール山でのシーイング測定の結果を報告しました。（本原 顕太郎）
• ANIR: Atacama Near Infrared Camera for Paschen αImaging
  1m望遠鏡に搭載する近赤外線観測装置ANIRの開発状況を報告しました。（本原 顕太郎)
• A new mid-infrared camera for ground-based 30 micron observations: MAX38
  1m望遠鏡に搭載する中間赤外線観測装置MAX38の開発について報告しました。（宮田 隆志）
• Cold chopper system for mid-infrared instruments
  MAX38に使用される冷却振動鏡の開発状況について報告しました。（中村 友彦）
• Developing metal mesh filters for mid-infrared astronomy of 25 to 40 micron
  波長25〜40μmの観測に有用な多層メタルメッシュフィルターの開発について報告しました。（酒向 重行）
• Developing infrared array controller with software real time operating system
  リアルタイムOSを用いた検出器読み出しシステムの開発について報告しました。（酒向 重行）

図2: 酒向による東京大学アタカマ1m望遠鏡の概要発表ポスター

詳しい内容は、下記URLにあります学会集録をご覧ください。
http://www.ioa.s.u-tokyo.ac.jp/TAO/paper_presentation/paper_e.html