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東京大学アタカマ天文台 (TAO) 計画

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TAOプロジェクトブック第2版発行

プロジェクトブック

TAOは、チリ・アタカマにあるチャナントール山頂に建設が予定されている口径6.5mの光学赤外線望遠鏡です。2018年ファーストライトを目指し、現在望遠鏡、観測装置、ベース基地の開発が進められています。望遠鏡サイトは標高5640mの高地で、大気の影響に関する観測条件から、特に赤外線観測では地球上で最も条件のよいサイトと言われています。

観測装置として、近赤外線2色同時多天体分光撮像装置(SWIMS : Simultaneous-color Wide-field Infrared Multi-object Spectrograph)、中間赤外多波長分光撮像装置(MIMIZUKU : Mid Infrared Multimode Imager forgaZing at the UnKnown Universe)の開発が現在進められています(関連記事へのリンク)。これら観測装置と6.5m望遠鏡の組み合わせで、様々なサイエンスの展開が期待されています。その対象は、太陽系内天体から、恒星、星間物質、銀河、宇宙論まで多岐に渡ります。

プロジェクトブック第1版は2005年6月に発行されており、今回は7年振りの改訂になります。その間、miniTAO望遠鏡が建設され、観測・運用が始まっています。科学的成果も公表されてきており、チャナントールサイトの重要性、優位性が実証されました。また国内外の望遠鏡や人工衛星を使っての観測も大きく進み、サイエンスもより広く深い領域へと展開しつつあります。今回のプロジェクトブックではこのような状況を受け、miniTAO1m望遠鏡と観測装置概要が追加されました。さらに目指す天文学の内容が充実した内容となっています。例えば、中間赤外線を使った系外惑星の観測が、世界最高地点の天文台であるTAOで期待される分野の一つでしょう。

表:冊子内容の詳細(本文はプロジェクトブックのページでご覧頂けます。)

第1章計画の概要と特徴
第2章目指す天文学
第3章望遠鏡
第4章観測装置
第5章サイト
第6章東京大学アタカマ 1m 望遠鏡
第7章運用体制、年次計画
第8章他機関との協力
付録A外部評価委員会報告書
付録B協定
付録C合意書
付録D世界の大型光学赤外線望遠鏡
付録ETAO計画―これまでの経緯

プロジェクトブックはこれらを紹介した冊子という意味だけでなく、これを基により深く追求し、高い成果をあげるための共同研究へと発展させていく目的があります。

ご興味のある方は、下記までご連絡ください。
jimu@mtk.ioa.s.u-tokyo.ac.jp

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