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東京大学アタカマ天文台 (TAO) 計画

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6.5mTAO望遠鏡搭載の近赤外線装置SWIMSの製作が進む!多天体分光スリットマスクを交換する伸縮ロボットアームが完成

6.5mTAO望遠鏡に塔載する近赤外線装置SWIMSは、2010年度より設計を開始し、着々と製作を進めています。SWIMSは、広い視野での撮像と多天体分光観測モードを持ち、2波長帯での同時撮像/分光観測も可能となります。12月には多天体分光スリットマスクを交換する伸縮ロボットアームが完成しました!

SWIMS 多天体分光スリットマスク交換 伸縮ロボットアーム伸縮ロボットアーム
写真中央の青い台の上に載っている物体が、多天体分光スリットマスクを交換する伸縮ロボットアーム。周囲にいるのは、東大天文センターのSWIMS開発メンバーと、ロボットアームの製作に携わった企業の方々。

下記は、近赤外線装置SWIMSの外観図です。装置全体の大きさは約2×2×2m3で、重さは約2トンになります。ピンク色の部分が今回完成した伸縮ロボットアームで、約70cm腕を伸縮させることが可能です。約20枚の多天体分光スリットマスクが収納されるカルーセルデュワー(図の黄色部分)からスリットマスクを取り出して、望遠鏡焦点位置(図の青色部分)に設置するといった一連のスリットマスクの交換作業を行います。

SWIMS外観図

伸縮ロボットアームの製作に当たり、株式会社エーディーエステック、株式会社センテンシア、株式会社ルミナス、株式会社VICインターナショナル、株式会社パスカル、オプトクラフトにご協力いただきました。

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