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東京大学アタカマ天文台 (TAO) 計画

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TAO計画とは

TAO 計画とは、世界最高水準の口径6.5m の赤外線望遠鏡を南米チリ共和国北部アタカマ砂漠のチャナントール山頂に建設し、ダークエネルギー、銀河・惑星系の起源の謎などの天文学の最新トピックスの解明のために集中的に観測を推進することを目指すもので、 東京大学大学院理学系研究科天文学教育研究センター (天文センター) が、同天文学専攻及び多くの大学、国立天文台などからの支持・協力を基に進めているプロジェクトです。

ニュース一覧最新のニュース

2023年4月28日
SWIMSがすばる望遠鏡での共同利用観測運用を終了
TAO 近赤外線多天体分光撮像装置SWIMSは2021年4月から2年間に渡って行ってきた国立天文台ハワイ観測所すばる望遠鏡での共同利用観測運用を終了しました。限られた期間ながらも既にいくつかの科学的成果が論文として発表されるなど、SWIMSの性能の高さが示されました。今後TAO望遠鏡搭載に向けて日本へ輸送される予定となっています。
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2022年7月11日
近赤外線エシェル分光観測装置NICE チリ出荷にむけて準備中
TAO NICEは波長0.9から2.4μmの近赤外線を分光するTAO望遠鏡ファーストライト用近赤外線エシェル分光観測装置です。これまで国内の小望遠鏡で運用されていたNICEを大型望遠鏡であるTAO6.5m望遠鏡に移設・観測を行う為、改修や試験、専用取付装置等の開発を行い、現在出荷に向けた最終調整を行っています。
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2022年7月3日
中間赤外線観測装置MIMIZUKUの近況
TAO 中間赤外線観測装置MIMIZUKUは、2018年のすばる望遠鏡での試験観測の後、チリでの観測運用に向けた調整のために2019年に日本に返送しました。その後の作業は新型コロナウィルス感染症拡大の影響で大幅に遅延しましたが、ようやく活動を再開しつつあります。そんなMIMIZUKU開発の近況をお伝えします。
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2022年5月31日
レーザートラッカートレーニング〜TAO望遠鏡測定にむけて〜
TAO 天体望遠鏡は正確に天体を導入・追尾するために、構造体としての自身の変形量などを知っておかなければなりません。TAO望遠鏡では、山頂の架台に設置された後、レーザー測距計を用いてその動きや撓みを測定します。そのための測定器を新たに購入し、使い方のトレーニングや既存の望遠鏡での測定の試験を行いました。
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2022年2月15日
TAO望遠鏡を支える国内メーカー: 株式会社オハラ
TAO TAOの口径6.5m主鏡にはアリゾナ大学ミラーラボ製の鏡が採用されています。ミラーラボではTAOの他にも多くの大型望遠鏡の鏡を製作しています。その鏡の材料として日本のオハラ社のホウケイ酸ガラス (写真©アリゾナ大学) が使用されていることをご存知でしょうか。TAOをはじめ世界最先端の望遠鏡を支えるオハラ社のガラス材について紹介します。
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2022年2月11日
チリ水資源局の気象モニター観測がチャナントール山で始まりました
TAO チャナントール山は標高が高いのにも関わらずアクセスが良く、アンデス山脈全体の気象状況を継続的にモニタリングするのにうってつけの場所です。TAOプロジェクトではチリ政府水資源局との協定のもと、チャナントール山頂および中腹での気象モニター観測に協力しています。
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2021年12月1日
大型観測装置を自由自在。観測装置台車の開発。
TAO TAO望遠鏡での観測では、望遠鏡に観測装置を取り付けなければなりません。観測装置は最大2.6トンにもなる大型重量物で、これを安全に移動する「移動台車」、通常時の姿勢から取り付け時の姿勢に装置を回転させる「回転台車」、望遠鏡に円滑に取り付けるための「取付台車」という三つの台車からなる観測装置台車を開発しました。
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2021年11月1日
TAO蒸着装置の性能評価試験報告
TAO TAO望遠鏡は5460mという高地に設置され、再蒸着時でさえも鏡を山頂から移動させることはありません。そのため、専用の蒸着プラントが山頂観測運用棟に設置されます。蒸着チャンバーをはじめ、プラント全ての機器は完成しており、2020年には動作試験も行われました。今回は、その成膜性能、光学性能の詳細を解説します。
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2021年3月31日
チャナントール山頂へのアクセス道路拡張が完了しました
TAO TAO望遠鏡は標高5640mのチャナントール山の頂上に設置されます。山頂に望遠鏡の直径6.5m主鏡などを運ぶには、十分な広さを持った道路が必要です。TAOプロジェクトが進めていた、標高5000mのパンパラボラ平原から山頂に至るアクセス道路の拡張工事が2021年3月末、無事に完了しました。
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2021年3月26日
TAO望遠鏡の観測運用棟の仮組試験が完了
TAO 観測運用棟の鉄骨部材の仮組み立て試験が埼玉県加須市でおこなわれました。観測運用棟はTAO望遠鏡に隣接して設置される建物で、TAO望遠鏡による科学観測とメンテナンスに必要な機能を持ちます。仮組み立て試験では、大部分の鉄骨部材を組み上げた後に、結合部の精度や強度、組み上げ時の寸法などが確認されました。
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2020年7月27日
第4回 SWIMSサイエンスワークショップ〜SWIMSのすばる望遠鏡でのPI共同利用運用に向けて〜を開催
TAOwind 近赤外線多天体分光カメラSWIMSは、TAO6.5m望遠鏡に搭載する前にすばる望遠鏡の持ち込み装置共同利用観測に利用されることが決まりました。これを受けて2020年7月、SWIMSを用いたサイエンスケースを議論する研究会をリモート開催しました。(写真:研究会終了後、共同利用運用に向けて調整・試験観測を実施したSWIMSの様子)
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2020年4月15日
TAO6.5m望遠鏡の蒸着チャンバーが完成しました!
TAO TAO望遠鏡の設備の中には、用いられるのが年に1回程度というものもあります。それは鏡のお化粧直しをする蒸着装置です。活躍の機会は少ないですが、観測性能を左右する非常に重要な役割を果たします。世界各地の大型望遠鏡の蒸着装置を参考に概念設計を開始してから5年。TAO6.5m専用の蒸着チャンバーが遂に完成しました。
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2020年4月2日
チャナントール山頂の地質調査〜凍土の存在に迫る〜
TAO TAO望遠鏡が設置されるチャナントール山頂は地質学的に非常に興味深い場所で、その一つが凍土の存在です。特に熱帯地域にある高山の凍土研究は少なく、貴重なサンプルとなります。このようなサイトの天文台建設の例もなく、今回の地質調査は建築学上でも非常に価値のあるデータとなりました。
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2020年3月31日
TAO望遠鏡の観測装置開発に関わる修士が誕生しました!
TAO Students TAO6.5m望遠鏡に搭載する近赤外線多天体分光カメラSWIMSの開発に参加した東京大学理学系研究科天文学専攻の櫛引さんが修士号を取得しました。二年間の努力が詰まった研究の成果をご紹介します。(写真:すばる望遠鏡でのSWIMSファーストライト観測に参加した櫛引さんと開発メンバー)
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2020年1月17日
口径6.5m主鏡の光学性能検証完了
TAO 米国・アリゾナ大学・ミラーラボで製作した口径6.5m主鏡の光学性能検査が完了。時間をかけて丁寧に磨かれた巨大な鏡が、チャナントール山頂での観測好条件を損なうことなく、シャープな天体像を取得する性能を持つことが確認されました。今後、チリに輸送し、世界で一番高いところで天体からの光を集める鏡として運用される予定です。
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更新情報一覧更新情報

  • 2023年 6月16日:論文・発表リストを更新しました。
  • 2023年 4月28日:4月28日付のニュースを追加しました。
  • 2022年 9月13日:3月26日、12月1日、7月3日、7月11日付のニュースを追加しました。
  • 2022年 8月29日:11月1日付のニュースを追加しました。
  • 2022年 8月22日:3月31日、2月11日、5月31日付のニュースを追加しました。
  • 2022年 5月20日:TAOメンバーを更新しました。
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