2009年12月3日-12月6日

宙博(そらはく)2009にSolarTAOブースを出展

2009年12月3日(木)〜6日(日)に東京国際フォーラムで開催された 宙博(そらはく)2009にSolarTAOブースを出展しました。 宙博は、宇宙の最先端の研究や宇宙に関連した環境エネルギー革命について分かりやすくお伝えするイベントで、 2009年以降毎年開催される予定です。

宙博の会場入り口にできた列 SolarTAOブースの様子
宙博の会場入り口にできた列 SolarTAOブースの様子

会場のメインステージで行われた 「Green by IT and Scienceフォーラム」では、SolarTAO代表を務める東京大学理学系研究科の吉井譲教授が 「天文学と新エネルギー技術の融合『SolarTAOプロジェクトの挑戦』 世界初、太陽光発電と超伝導送電」 という題目で講演を行いました。 また12月3日には、アタカマ望遠鏡の最新の観測成果「 アタカマ望遠鏡、波長38ミクロンの赤外線を地上から世界初観測」について記者発表も行われました。

会場のメインステージで行われた東京大学理学系研究科吉井教授によるSolarTAOの講演 アタカマ望遠鏡の最新の観測成果に関する記者発表
会場のメインステージで行われた東京大学理学系研究科吉井教授によるSolarTAOの講演 アタカマ望遠鏡の最新の観測成果に関する記者発表

SolarTAOブースでは、SolarTAOプロジェクトに関する専門家を招きいてミニ講演会「サイエンスショートトーク」を行いました。 詳しくは「サイエンスショートトーク」のプログラムをご覧ください。 また大型スクリーンでは、「TAOプロジェクトの挑戦〜世界最高標高の天文台からの赤外線宇宙観測『銀河の誕生』と『惑星の誕生』の解明〜」 と題した動画を上映し、東京大学アタカマ1m望遠鏡の建設からファーストライト観測までのドキュメンタリー映像や 現地のアタカマ砂漠の風景などを紹介しました。

サイエンスショートトークの様子 サイエンスショートトークの様子
サイエンスショートトークの様子。子供から大人まで多くの質問が出て活気のあるやりとりが行われました。

SolarTAOブースの入り口では、赤外線センサを利用して動くコミュニケーション・ロボットwakamaru君に案内をしてもらいました。 また、SolarTAOプロジェクトの舞台となるアタカマ砂漠の写真を背景に太陽光発電パネルや超伝導ケーブル、フィルム太陽電池を展示しました。

コミュニケーション・ロボットのwakamaru君 太陽光発電パネル、超伝導ケーブル、フィルム太陽電池の展示
SolarTAOブースの入り口で案内役をしてくれたコミュニケーション・ロボットのwakamaru君 太陽光発電パネル、超伝導ケーブル、フィルム太陽電池の展示

赤外線プリクラのコーナーでは、赤外線カメラを使った実演を行い赤外線について分かりやすく説明した後、 記念にお客さんを赤外線カメラで撮影してシール印刷した「赤外線プリクラ」を配布しました。 その他、パソコンを使ったゲーム「TAO望遠鏡と世界の天文台に行ってみよう!」のコーナーなども設けました。 非常に多くの方においでいただき、特に土日にはサイエンスショートトークは立ち見となり、 赤外線プリクラやwakamaru君には行列ができるほどの大盛況となりました。 おいでいただいた皆様、展示にご協力いただいた皆様、誠に有難うございました。

赤外線プリクラのコーナー 赤外線プリクラのコーナー
赤外線プリクラのコーナー。行列のできる大人気のコーナーとなりました。

協力:
宙博実行委員会、株式会社ナノオプト・メディア、コニカミノルタプラネタリウム株式会社、住友商事株式会社、住友電気工業株式会社、三菱重工業株式会社、国際航業株式会社、富士電機ホールディングス株式会社、東京大学大学院理学系研究科・理学部、NPO法人 Science Station