Optical Constants of Cosmic Carbon Analogue Grains - 1. Simulation of Clustering by a Modified Continuous Distribution of Ellipsoids


Zubko, Mennella, Colangeli, Bussoletti
1996 MN 282, 1321 - 1329




 アブストラクト 

 3種の非晶質炭素=星間および星周ダストのモデル、の光学定数に関する最 初の結果を示す。それらは実験室データをクラマース・クロニッヒ解析して導 かれた。伝統的な CDE モデルは採用せず、訂正 CDE モデルを提案する。  訂正 CDE モデルではパラメター g によりパーコレイション効果を含める。 gは 集団ー集団集合と粒子ー集団集合の適切な評価から定める。


 2.非晶質炭素サンプル 

 サンプル 

(1)ACAR = アルゴン雰囲気 10 mbar 中での炭素電極放電。

(2)ACH2 = H2 雰囲気 10 mbar 中での炭素電極放電。

(3)BE = 通常大気中でのベンゼン燃焼



 チェイン 

 形成された炭素粒子は数個集まり鎖状構造を成す。次にその鎖がネックレス状 に繋がる。グレインの平均粒径は ACAR で 5 - 6 nm, BE で 15 nm である。

図1.サンプルの減光係数。





図2.訂正 CDE モデルで求めた光学定数。




図3.様々なパーコレイション強度 g に対する光学定数。 Rouleau, Martin (1991) も示す。