Kinematics ond Stellar Properties of the ANdromeda Galaxy by the Spectroscopic Observations of the Guoshoujing Telescope

   Zou + 8, ArXiv 1105.3548v1

  Guoshoujing Tel. = LAMOST で 2009 M31 観測。スペクトルフラックスの較正は Beijin-Arizona-Taipei-Connecticut (BATC) 中間帯域測光サーベイで行った。 バルジと円盤で 59 星のスペクトルを得た。全体の速度場を得て、主軸に沿って 7 kpc までの回転速度を計算した。




図1.(上)青と赤のオリジナルスペクトル。(下)宇宙線と大気吸収補正後。


図3.4550, 6075, 8082 A 画像のカラー合成。丸は観測星。破線=M31の傾き を示す。円盤のインクリネーションアングル= 78° 主軸の位置角= 38° 黒丸=主軸からの投影距離 1 kpc (4.4') 以内。


図5.STARLIGHT(=Cid Fernandes 2005 SSP の線形結合として天体スペクトル をフィットする。) から導いたパラメターの2次元分布。左上=視線速度。 中央上=速度分散。右上=年齢。左下=メタル。中央下=赤化。右下 =カラースケール


図7.速度分散の変化。


図9.M31の3成分SSP の質量比率。赤実線=バルジ、緑破線=円盤、 青一点鎖線=腕。

 これらは HI, CO の速度観測を補うものである。視線速度分散から バルジはより熱的に、円盤は回転で支えられていることが判った。 年齢分布からバルジ形成は 12 Gyr 昔である。円盤はやや若い。腕に 沿ってのある領域の年齢は 1 Gyr であった。全体の平均メタル量は 太陽に近い。非常に弱いメタル勾配がある。赤化マップからバルジに ダストが存在せず、円盤にはっきりしたダストリングがある。




図2.(左上)図1星の青スペクトル+BATC フィルター。緑丸=合成装置 フラックス。(右上)GSJT 装置フラックスとBATC較正フラックスとの比。緑丸 =6バンドでの比。青線は内挿線。(中間)赤スペクトルの図。ただし8 バンド。(下)較正したフラックス。


図4.STARLIGHT によるフィッティングの結果。黒線=観測。赤線=モデル。 括弧の中は CaII 三重線の拡大。中央は視線速度、速度分散、年齢、メタル量、 赤化。ヒストグラムは異なる SSP の質量ウェイト(?)で星形成史を 示す。年齢とメタル量は SSP モデルスペクトルの質量重み付きの値(?)である。


図6.回転曲線。長破線=北following, 破線=南preceding HI 回転曲線。 点線= Rubin, Ford 1970 の回転曲線。黒丸+実線=Halliday et al 2006 の 平均回転曲線。一点破線= Chemin et al 2009


図8.メタル量変化