図1.M31 8" × 8" のチャンドラ HRC 画像。(上)全観測の重ね合わせ。
(下左) 2006 年以前。(下右) 2006 年以降。M31∗ は
'+' マークで示され、P2 と名付けられている。3つの核外ソースは N1, SSS,
S1 である。(上右)の等高線は HST/ACS F330W 画像を示す。可視像で
P1 と P2 が可視で分かれていることを示す。2006 以降 P2 が明るくなった
ことに注意。
図2.M31 8" × 8" のチャンドラ 0.5 - 8 keV 画像。(上左)全ての
積み重ね。(上右) 2006年 1月 2日のみの画像。(下左)2006 以前の積み重ね。
(下右)2006 以降。
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M31∗ は M31 中心の超大質量(∼108 Mo)
ブラックホールで異常に暗い。Chandra 衛星は過去 10 年間 100 回の観測
を繰り返した。X線で大きな変動が観測された。M31∗ は
1999 - 2005 まで静かな時期で、0.5 - 8 keV で ≤ 1036
erg s-1 つまりエディントン光度の 10-10しか
エネルギーを放出していなかった。
2006年1月6日にバーストが起き、 4.3 × 1037
erg s-1 に達した。その後は活動期に入り、平均して
4.8 × 1036 erg s-1 の周りを変動して
いる。この変動は銀河系 SMBH Sgr A∗ でのフレアと
類似している。繰り返しフレア SMBH を持つ第2の例である。
図3.上:M31∗ の 10 年間の高度変化。
下:2007以降の拡大図
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