Compact Star Clusters in the M31 Disk

  Vansevicius, Kodaira, Narbutis, Stonkute, Bridzius, Deveikis, Semionov  2009 ApJ 703, 1872 - 1883

  すばる S-Cam の M31 円盤南西部 17'.5 × 28'.5 画像上でコンパクト (サイズ ≤ 3") 星団の探査を行った。局所群銀河探査(Local Group Galaxies Survey)の UBVRI 画像から 285 星団候補の測光を行った。星団の可能性が高い 238 個は典型的な半光度半径 rh = 1.5 pc である。 簡単な恒星種族モデルを使い、多色画像に基づいて、星団のパラメターを求めた。




図1.(a). 当初の 285 サンプルの EFF モデルによる半光度半径 rhE と King モデルによる rhK の関係。
(b). 半光度半径 の分布。


図3.星団パラメター。(a) 半光度半径 rh対年齢。(b)半光度半径 対 質量。(c) 年齢分布 (d) 質量分布


図7.星団分布。バックは Spitzer 画像。星=150 Myr 以下。丸= 150 Myr - 3 Gyr。 アステリスク= 3 Gyr 以上。破線=中心距離 6 - 18 kpc.

 星団の年齢は 5 Myr (24 μm と Hα 放射を伴う) から 10 Gyr (球状星団候補) まで広い範囲に及んでいる。質量範囲は log(M/Mo) = 3.0 - 4.3 で、ピークは M = 4000 Mo 付近である。中間質量星団の典型的 年齢は 30 Myr - 3 Gyr で、70 Myr に強いピークを持つ。これらは M31 に 銀河系では少ない中間質量星団が多数存在することを示唆する。




図2.星団パラメターの精度。年齢精度対 (a) V 等級、(b)年齢。 (c) 色超過 E(B-V) 誤差分布。(d) メタル量誤差分布


図4.質量対年齢関係。赤線=検出限界 V = 20.5 mag.


図5.(a) 年齢分布。青実線=検出限界以下に暗くなって行く。赤破線=破壊効果。
(b) 質量分布。


図6.メタル量分布。


図8. HST 画像。 (a) KW141, (b) KW249