CHHT/MegaCam サーベイで見つかったアンドロメダハロー中の広がった星団 EC4 内赤色巨星の分光観測を報告する。この星団は潮汐ストリーム Cp と Cr と重なって位置する。観測には Keck II 搭載の DEIMOS が用いられ、CaII 三重線 を分解能 1.3 A で取った。![]() 図1.rh = 半光度半径。赤丸=Mackey et al 2006 の ECs。 桃色三角 = 低光度の M31 矮小銀河。桃色空三角=球状星団。青四角= 銀河系 dSphs 青空四角= 銀河系球状星団。破線: log rh = 0.2 Mv + 2.6 van den Bergh/Mackey 2004 の銀河系天体境界。 ![]() 図4.EC4の運動。 ![]() 図6. |
EC4 の赤色巨星 6 個の視線速度は Vr = -287.9 ±2.7 km s-1
であった。M/L = 6.7 で球状星団と一致する。スペクトルから [Fe/H] = -1.6 ±
0.15 である。EC4 は拡散した球状星団であるという結論になった。
![]() 図3.速度差。 ![]() 図5.観測スペクトル。 |