SupCam を用い、M31 ハローの広視野撮像観測を行った。その結果、短軸沿いに 興味深い構造が発見された。(1)色等級図には幅広の 赤色巨星枝とレッドクランプ が見えており、高メタル種族が多数存在することを示す。 (2)短軸沿いの表面輝度プロファイルは、北西側は 30 kpc まで R1/4 則で記述できる。![]() 図1.Ibata et al 2007 のメタル量で色付けした M31 ハロー。青四角=観測 領域。 ![]() 図3.短軸沿いの輝度分布。赤=I、青=V。破線曲線=R1/4 則。 破線直線=指数関数。 | が、その外側では指数関数型に強く低下する。低メタルハローは 短軸に沿い対称的な分布をするが、北西側の高メタル成分は短距離で減衰する。 これは内側ハローがまだ力学的によく混じり合っていないためである。![]() 図2.北西側短軸に沿った色等級図の変化。赤線= Girardi et al 2002 t=12.5 Gyr 等時線。 |