Giant Molecular Clouds in M31 I. Molecular Cloud Properties

  Rosolowsky,    2007 ApJ 654, 240 - 251

 Berkeley-Illinois-Maryland Association (BIMA) 干渉計による M31 渦状腕 に沿った巨大分子雲の観測を報告する。観測はコンパクト配置によるサーベイと そこで検知された分子雲に対する高分解能観測で行われた。データは分子雲を 検出すように組まれたアルゴリズムで処理された。その結果、67の分子雲が 検出され、うち19は性質の研究に十分な S/N を持っていた。




図1.干渉計観測位置。背景はDSS。破線= D アレイ渦状腕サーベイ。白領域 = C アレイフォローアップ観測。。


図3.AーC領域の積分強度。楕円はビームの脱たたみ込み前の長軸と 短軸の向きを示す。黒線=解析に十分な S/N を持つ分子雲。点線=弱い分子雲


図5.(左)フラックス、(右)半径  

 分子雲の性質は銀河系のそれらとよく似ていて、サイズとライン幅の関係や ビリアルパラメターの分布は同じ傾向を示す。分子雲の速度勾配と角運動量は M33, MW と同じ程度である。それらは銀河回転シアーから予想される値より 小さい。観測した環境の星間輻射場、メタル量、トーモアQパラメター、 円盤中央密度は内部銀河系と似ている。従って似て当然である。




図2.A 領域のチャネルマップ。


図4.D−G領域の積分強度。楕円はビームの脱たたみ込み前の長軸と 短軸の向きを示す。黒線=解析に十分な S/N を持つ分子雲。点線=弱い分子雲


図6.M31とMWの分子雲の(左)サイズー線巾関係。(右)ビリアルパラメター とLuminous Mass (?)との関係