Newberg et al 2002 は反中心方向に低銀緯ストリーム(LLS)、モノセロスリング とも呼ばれる、を発見した。それが銀河系を取り巻いていて、M31 方向に存在 することをことを Ibata et al 2003 が示した。Martin et al 2006 は速度観測から それがほぼ円運動していることを示した。 M31 10° 以内の 10 領域の深い 観測から Majewski et al 2004 は LLS の向こうにさらにもう一つの構造がある のではないかと示唆した。Rocha-Pinto et al 2004 は 2MASS から選んだ RGB を 使ってこの Triangulum-Andromeda 構造を追跡した。![]() 図1.MegaCam サーベイの観測領域。内側楕円は半径 27 kpc の円盤。外側 円盤は軸比 c/a = 0.6 の 50 kpc 円盤。INT サーベイはこの楕円を満たしている。 クロスは Majewski et al 2004 が構造調査に用いた領域。 ![]() 図4. | この論文では、アンドロメダハローの MegaCam サーベイの際に前景として 現れた天の川銀河の構造を報告する。 太陽から 20 kpc の所での主系列とターンオフを 再構成した。サーベイの結果はより暗い主系列が存在することを明らかにした。 これは28 kpc の距離に相当する。これは低銀緯のストリームかも知れない。![]() 図2.MegaCam サーベイで検出した 1.9 × 106 個の星の ヘス図。上下同じ図だが、下には等時線を重ねた。濃い領域は [Fe/H] = -2.3 と 0.0 に囲まれた M31 と前景の銀河系星である。三角座-アンドロメダ座構造の 主系列は (g-i, i)0 = (0.3, 19.5) から (g-i, i)0 = (0.8, 22.5) に掛けてはっきり見える。もっと淡い主系列が i0 ≥ 21.5 で三角ーアンドロメダ構造に重なる前に見える。二重線= Newberg et al 2002 が発見し、Ibata et al 2003 が M31 方向にも回っている ことを示した低銀緯ストリーム(LLS) 主系列である.白実線=等時線。Girardi etal 2004, t =10 Gyr, [Fe/H] = -1.3. を(m-M)o = 16.5 (TriAnd), 17.25( TriAnd2) にずらした。 |