A Near-Ultraviolet View of the Inner Region of M31 with the Large Binocular Telescope

  Beccari, Bellazzini, Clementini + 28   2007 AA 476, 193 - 198

 Large Binocular Telescope 主焦点に搭載した Large Binocular Camera の 青チャネル初期運用で得られたアンドロメダ銀河内側領域 U バンド画像を報告する。 解析は相対測光と絶対位置計測で行った。

 最近 Spitzer が赤外線で発見した内側星形成リングが近紫外像でも見ることが 出来た。




図1a.LBC-Blue が撮った M31 モザイク U バンド画像。24' × 25'。
右の中間赤外画像とほぼポジネガの関係にあることに注意。


図1b.GALEX FUV + EUV 画像(Thilker et al 2005) 内側リングは分解されず、 拡散した光しか見えない。


図3.新しい6個の星団候補。下段の星と確認済星団は参考のため。

 内側渦状腕に伴うダストレーンが詳細に現れた。Large Binocular Camera 青チャネルの性能を探るため、 GALEX の同じ領域の観測と比較した。 我々はこの混みあった領域に6個の新しい星団候補を発見した。また、62 個の 純正球状星団と 62 個の球状星団候補を確認した。





図1c.Spitzer/MIPS による 24&mu:m 画像(Gordon et al 2006)。二つのダスト リング、外側 10 kpc リングと内側 1.5 × 1 kpc リング、が明瞭に見える。 内側リング中心は銀河中心から 0.5 kpc ずれている。


図2.5角形=確認された球状星団。黒三角=確認された星。白丸=球状星団 候補。バツ=新しい星団候補。



図1a拡大.U バンド像。24' × 25'


図1b拡大.24 μm 像


図1c拡大.NUV+EUV 像