ウィリアムハーシェル望遠鏡のファイバー分光器 WYFFOS を用いて M31 円盤と バルジの 723 惑星状星雲の視線速度を測った。速度決定には [OIII] λ 5007 を用いた。半径 50 arcmin (11.5 kpc) 内の回転曲線と速度分散を求めた。 この半径まで恒星回転速度が決まったのは初めてである。![]() 図1.スペクトル例。[OIII] 4959, 5007 が見える。 ![]() 図4.黒丸=今回サンプル。白丸= HK04 サンプル。楕円=4°(55 kpc) ![]() 図6.短軸座標 |Y| < 2.23 arcmin(0.5 kpc) の Vr。 (上)Vr 対 長軸座標 X。(中) Vr 平均。実線=ガス回転曲線。(下)Vr 分散。 | 回転速度はバルジ有効半径 1.4 kpc の外側までバルジが回転支持状態にある ことを示す。しかし、 5 kpc の先ではデータ数が足りない。バルジ内に運動学的な 副構造があるような証拠があるが、後日の論文まで延ばす。これは現在進行中の M 31 バルジ、円盤、ハローの質量、速度分散不等方性、質量分布を決める 計画の一部である。![]() 図2.1999年データの V(λ5007)-V(λ4959)とライン強度。 ![]() 図3.2001年データの V(λ5007)-V(λ4959)とライン強度。 ![]() 図5.黒点= Vrad 対 長軸座標。四角= HK04, ![]() 図7.(上)Vr 2.23 arcmin (0.5 kpc) < |Y| < 23 arcmin (5.8 kpc) (下) 三角= Y < -26 arcmin. 黒点=比較用に図6より。 ![]() 図8.図5中のアウトライアーの位置。黒三角= X > 10 arcmin でかつ Vr > 100 km/s。黒四角= X < -10 arcmin かつ Vr > 300 km/s |