Guhathakurta et al 2006 その他のストリーム星視線速度の観測を制限条件と
して、母衛星銀河の性質を調べた。観測にフィットする軌道は遠銀点と近銀点の
距離比が 25 - 30 の細長い軌道で、ほぼ横向きに位置している。遠銀点は現在の
観測領域のほんの少し先である。
![]() 図1.四角、菱形=分光観測領域。楕円=可視円盤。実線=ストリーム。 東の高メタル領域は ξ ∼ 2°, η ∼ 0° である。 | 後者の場合が正しければそれは東の残存物は銀河前面にあり、軌道の遠銀点 近くにあることとなる。デブリの巾と速度分散から母銀河質量の下限値として 108 Mo が得られる。これらから M31 のどの衛星銀河が母銀河に なり得るかを調べた。![]() 図2.図1領域5を原点に ξ, η, 視線方向と平行に x, y, z 軸を 取り、z 速度 vz = -158 km/s, vx, vy を図のグリッドとして時間を遡らせた。大きい記号がここで詳しく論ずるケース。 黒四角=許容範囲内のパラメター。 | |
![]() 図3.(上)ジャイアントストリーム、軌道を(x, y) 面上に投影。 (中)上と同じだが (x, z) 面への投影。(下)視線速度 vz の 軌道沿いの変化。 | ||
![]() 図4.ジャイアントストリームと軌道Bの3次元図。点線=過去に遡った 軌道、破線=将来の軌道。 |
![]() 図5.軌道沿いの3点、上=領域6,7、中=4,5、下=1−3、での 星の軌道に直交方向分布(McConnachie et al 2003)。巾が一定に注意。 | |
![]() 図6.N体シミュレーションの結果、テスト粒子の位置。実線は 銀河軌道。左は trainling, 右は leading portion を表わす。。(上) 遠銀点における粒子位置。(中)母銀河中心からの距離分布。(下)速度 分布。 |