The Extended HI Rotation Curve and Mass Distribution of M31

  Carignan, Chemin, Huchtmeier, Lockman    2006 ApJ 641, L109 - L112

 Effelsberg と Green Bank の 100 m 望遠鏡を用いて M31 の HI 観測を 行った。その結果、回転曲線を ∼ 35 kpc まで延ばした。20 kpc から 35 kpc までの間回転曲線は約 226 km/s で平坦である。




図1.HIスペクトルの例。

 質量分布モデルから、最も遠い観測点位置において暗黒物質対可視物質比は 最小で 0.5 である。これは R < 35 kpc で総質量 3.4 × 1011 Mo に相当する。これは R < 50 kpc で評価された総質量 4.9 × 1011 Mo と比較されるべき数字である。




図2.回転曲線と質量モデル。今回の観測は R > 21 kpc で内側は Unwin 1983 データの再解析である。上向き三角=後退速度、下向き三角=接近速度。回転曲線 への変換は傾き回転リングモデルによる。実線=データへのフィット。中心ブラック ホールは 108 Mo を仮定。