The Stellar Population of the M 31 Halo Substructure

  Ferguson, Johnson, Faria, Irwin, Ibata, Johnston, Lewis, Tanvir    2005 ApJ 622, L109 - L112

 HST/ACS を用いた M31 周辺の恒星副構造サーベイの第1結果を報告する。INT/WFC による地上からの広領域画像観測で見つかった5つの密度超過に付随する恒星種族を 議論する。第6観測点は「きれいな」ハロー点である。色等級図は 10,000 - 90,000 個の星を含み、水平分枝の 4 等下に到達した。その形態は互いに異なっていた。

 これは、ハローの外側では年齢とメタル量の混合が一様でなかったことを意味する。 すなわち、ハロー種族は非一様であり、 M 31 が、少なくとも一部は、降着から 形成されたという説に支持を与える。ジャイアントストリームと他の密度超過、「北の 棚」、との間の種族は極めて似ている。これらが同一種族から形成されているなら、 レッドクランプの等級差は「北の棚」がストリームより数十 kpc 手前にあることを 意味する。これは最近の軌道モデルの結果と一致する。





図1.INT/WFC で観測した M31 周辺 40 deg2 での 青い RGB 表面密度分布。赤= HST/ACS 領域。シアン= Brown et al 2003 による HST/ACS 領域。


図2.M 31 のハロー 6 領域のヘス図。短軸領域はクリーン域と考える。殆ど 全ての領域間で形態が異なる。


図3.(左)ジャイアントストリーム、(右)NE shelf (北の棚)でのレッドクランプ F814Wo 光度関数。ピーク等級の差は距離によると考える。