A Survey of Compact Star Clusters in the South-West Field of the M 31 Disk

  Kodaira, Vansevicius, Bridzius, Komiyama, Miyazaki, Stonkute, Sableviciute, Narbutis    2004 PASJ 56, 1025 - 1040

 M 31 南西部円盤の 500 arcmin2 で、すばる SupCam B, V, R 及び Hα 中心中間帯 R* バンド撮像を行い、10 pc 程度までの星団の探査を 行った。101 個のコンパクトで明るい天体がカタログ化された。サブ秒角の内部 構造に基づき、これまで球状星団候補と考えられていた天体の多くが散開星団で あることが判った。

 輝線を出さず、 Mv < -5 の 49 個のカタログ天体の多くは 0 < B - V < 1.0 であった。これはそれらが大質量で進化の進んだ星団であることを 示唆している。対照的に、輝線を出す天体 52 個の中で Mv < -5 の明るいもの は僅かに 10 % であった。これは輝線時期が短く、星周減光の効果が大きいことを 意味する。




図1.青=B, 緑=V, 赤=R* バンド。疑似カラー画像。




図2.XGPHOT によるアパーチャ測光のエラー。


図4.Vfw = XGPHOT が返す R* 像の 2 × "hwidth"。 上 V 対 Vfw . 下 Vfw 分布。




図3.上:R* 対 (R* - R)図。下:(R* - R)分布。









図5.非輝線天体 R 画像アトラス。視角=10"。KWC 01, 13, 29, 31, 35, 42, 43, 49 は R バンドで電荷があふれたため、R* 像で代用した。








図6.輝線天体 R 画像アトラス。視角=10"。ただし、KWE 15、19、38 は 20"。


図7.アトラス天体の位置。菱形= KWC, 四角= KWE。




図8.タイプ毎の V 等級分布。




図9.タイプ毎のカラー分布。