■■ 木曽シュミットシンポジウム2011 (Final circular) ■■

2011/07/10

東京大学天文学教育研究センター木曽観測所では、当観測所を用いた 観測・研究の発表議論を行う場として、"木曽シュミットシンポジウム"を 毎年開催しております。

木曽観測所では、新しいCCDカメラ(KWFC)の開発を行っており、 来年度の共同利用公開に向けて現在作業を進めています。 シュミット望遠鏡の能力を活かす4平方度の広視野をもつKWFCで 高い科学的成果を上げるため、今年度のシンポジウムでは KWFCを用いた観測計画についても議論を行いたいと思います。 新しい観測のご提案も歓迎いたします。KWFCの仕様および近況については
http://www.ioa.s.u-tokyo.ac.jp/kisohp/RESEARCH/research_a.html
http://www.ioa.s.u-tokyo.ac.jp/kisohp/RESEARCH/kwfc_news_201101.html
をご覧ください。 これまで通り、現在の2KCCDカメラで行われている観測・研究に 関する議論も行いますので、皆様ふるって御参加ください。

  日時  : 2011/7/13(水) 午後2時 - 7/14(木) 午後1時半過ぎ終了
  場所  : 木曽 勤労者福祉センター (JR上松駅すぐ横)
  講演  : 口頭/ポスター、各口頭講演の時間は20分(または15分)
  宿泊  : 木曽観測所
  懇親会: 初日の講演終了後に懇親会を開きます(会費2,000円)

スケジュール
7/13 (水)

14:00-14:30  受付

[観測所諸報告]  (司会・三戸)
14:30-14:35  土居  開会のあいさつ
14:35-14:55  小林  観測所報告
14:55-15:15  青木  望遠鏡と観測装置の現況
15:15-15:35  渡部  キヤノンCMOSカメラによる流星観測の可能性

 (15分休憩)

[KWFC]  (司会・宮田)
15:50-16:10  酒向  KWFCについて
16:10-16:30  諸隈  KWFC解析パイプライン開発の進捗状況
16:30-16:50  田中  KWFCによる超新星サーベイ
16:50-17:10  板    KWFCによるバイナリRR Lyr型星探索

 (15分休憩)

[KWFC]  (司会・酒向)
17:25-17:45  諸隈 KWFC大規模プロジェクトの提案:超新星探査
17:45-18:05  松永 KWFC大規模プロジェクトの提案:変光星・新星探査
18:05-18:30  KWFCに関する議論

[懇親会] 18:40-20:10



7月14日(木)

[KWFC等案内@木曽観測所]
08:00-08:30(30分)
08:40 木曽観測所出発

[共同利用観測]  (司会・高橋)
09:20-09:40  猿楽  テンペル第二彗星のダスト雲形成
09:40-10:00  家中  2KCCDカメラにおける広がった天体に対するフラットフィールド
10:00-10:20  坂本  銀河系ハロー領域のミラ型変光星サーベイ

 (10分休憩)

[共同利用観測]  (司会・上塚)
10:30-10:50  三澤  矮小不規則銀河NGC4449における星形成現象の研究
10:50-11:10  宮内  KUGカタログ銀河の特性〜SDSS観測データと比較して〜
11:10-11:30  山田  SMOKAの現状と利用状況

[昼食] 11:30-12:20

[総合討論]
12:20-13:00  総合討論 (司会・小林)

[miniTAO] (司会・本原)
13:00-13:15  小西  miniTAO Status report
13:15-13:30  舘内  miniTAO/ANIR Paα輝線で探る近傍赤外線銀河の星形成活動
13:30-13:35  土居  閉会のあいさつ


[ポスター]
西浦 木曽アーカイブデータを用いた天文教材開発〜HR図の作成と銀河団の距離導出〜
浮田 A Bluish Bipolar Nebula associated with QY Sagittae
伊藤 木曽アーカイブデータを用いた天文教材開発
黒田 次期小惑星探査機はやぶさ2の探査候補天体の観測
高山 脈動変光星OSARGの質量同定
松永 2KCCDカメラ観測時間統計: システム構築と2009年2月~2011年5月調査結果

お問い合わせ先:
本シンポジウムについて 松永 (matsunaga○ioa.s.u-tokyo.ac.jp)
KWFCについて      酒向 (sako○ioa.s.u-tokyo.ac.jp)