電波天文データ整約ソフトウェアパッケージUltarSTAR

last update 2008/07/11 * release 2008a debug spurious,baseline

English

UltraSTARとは?

 UltraSTARは、Unix and/or Linux based software Tools for Radio Astronomy; STream processing in Astronomy data Reduction packageの略で、 電波天文学におけるデータ整約を行なうためのソフトウェアパッケージです。
 現在ところ、輝線データ整約のパッケージがそろっています。 野辺山NEWSTARのプロファイルfitsも読み込むことができます。
 多数のコマンドの集合体になっているので、必要のないコマンドは 消去してもシステムに影響を与えません。また、データ受渡仕様(libに標準関数あり) さえ満たしていれば、独自にコマンドを追加することも可能です。 独自コマンドを追加した場合はご連絡ください。 今後の配布に含めさせていただく場合もあります。

どんなコマンドがある?

 具体的なコマンドは、バージョンが上がるごとに随時変わりますが、 それらは、オンラインマニュアルを見ることで知ることができます。
パッケージ内部にも、インストールディレクトリの下のhttp/index.htmlから リンクが張られていますが、現在配布中のものは、 ここからも見ることができます。
マニュアルは、英語と日本語とがあります。

プラットフォームは?

 ワークステーションやLinuxが動くPCにて利用できます。
 X11とMotif(または互換のlesstif)、および、 X11/Postscript統合表示ライブラリPxp(make時のみ)が必要です。 (Pxpについてはここを見てください。)  NEWS-OS4.2R, NEWS-OS4.2C, Solaris2.0+Motif1.2, Linux2.0.13+lesstif0.86.5, Linux2.2.13+LessTif0.89.9(Motif2.0), などの環境で動作が確認されています。 さらには、僅かの工夫でMacOS-X(IntelMacを含む)でも動作できます。 詳しくは、展開したファイル中のInstall_MacOSX.htmlを御覧下さい。

入手方法は?

 ここに、tar+gz形式のフルセットが あります。ダウンロードして見てください。インストールした場合には ご連絡頂ければ幸いです。なお、libやsrcやbinには 開発元の環境でのLinux版バイナリィが入っている場合があります。 Linuxで利用する場合は、このまま、binにパスを通せば利用可能な 場合もありますが、通常は以下の手順で再コンパイルしてください。
cd lib
./configure
make clean
make
cd ../src
./configure
make clean
make 
make install
上記の場合、インストール先は/usr/local/starです。 個人アカウントではこのディレクトリィに書き込めない場合もあるので、 rootで作業するか、sudoなどを利用して下さい。
インストール先を変更したい場合は、srcでのconfigureの際に、直後に インストール先のディレクトリィを指定して下さい。 例えば:
cd src;./configure ..
現在のディレクトリィと並列する形でbinを作ります。
cd src;./configure ~/star
自分のホームディレクトリィの下にstarを作り、そこにインストールします。

 現在リリースしているバージョンについてはここ を見てください。
 インストール方法についての簡単な説明はdownloadして展開した後にできる ディレクトリィ内のReadme.htmlを見てください。
 現在リリースしたものには、一部、動作が不具合のコマンドも含まれています。 詳しくは、展開したファイルのbug.txtを御覧ください。

なお、このバージョンはPxplib2002といっしょに用いて下さい。 Pxplib2002はPxplib2001以前とは互換性がありません。